
一度は行ってみたいハワイ旅行。
海外旅行に少し抵抗があっても、ハワイならすこし身近に感じられるひとも多いはず。
どうも、「南の島大好き」kenzoです。
職場が太陽光の入らない地下のせいか、最近では日差しを求めて暇さえあれば南の島への旅行を計画しています。
ハワイは「日本人が多いし、英語しゃべれなくても大丈夫だよ」ときくけどホントにそんなことあるのでしょうか。
そんな疑問をもっているあなた。
この記事で、「なぜハワイで英語が必要ない」といわれているのかご説明します。
ガチガチになることはないですが、何も準備しなくていいわけではありません。でないと英語が話せない不安で旅行を楽しめません。
英語がしゃべれない私の体験をもとに、ハワイで「英語がしゃべれない」ということがどうなのか、お話します。
ハワイで英語力はどれだけ必要か

ハワイで英語が必要ないのかというと、それは間違っています。
確かに話せるにこしたことはありません。
ではなぜ「ハワイで英語がしゃべれなくてもいい」と言われているのでしょう。
日本人だらけ!だから安心?観光の中心ワイキキ

下の図を見てもらえばわかるように、ハワイの観光客は、アメリカ本国からのひと以外では、日本人が一番多いのです。
出典元:http://dbedt.hawaii.gov/visitor/dims/
これは「ハワイ州政府」が発表した観光客数ですが、2019年に年間でハワイを訪れた日本人の数は150万人以上で沖縄県の人口(約144万人)より多いのです。
これが「ハワイで英語がしゃべれなくても大丈夫」と言われる要因です。
「それだけ!?」と思われるでしょうが、ハワイのような島国だと観光客が多いだけで
- 日本人同士会う可能性が高い
- 現地の人が日本人慣れしている(日本語がしゃべれる人もいる)
と、これだけでも他の国に比べたら、だいぶ言葉のハードルが低いです。
中心地の「ワイキキ」では、よく日本人とすれ違うといいます。
私が日本人の多さを痛感したのは、まず空港でちょうど帰国するところだった友人カップルに会いました。
驚いてからすぐ、両替しようと寄ったショッピングモールで「あ、お疲れさまでーす。」と言われふりむくと、同じ会社の女性数人が手をふっていました。
歩いていても前後で日本語の会話が聞こえてくるし、自分が今どこにいるのかわからなくなって冷めてしまうほどでした。
修学旅行でもあるまいし、せっかく外国に来ているのに、日本にいるときより知り合いに会うのは、うれしいよりも残念な気持ちの方が強いものです。
ただこれは、「中心地ワイキキだから!」というのもあります。
このエリアにはリゾートホテルや有名レストランなどが多くあり、観光客は必ず立ち寄るエリアになっているのです。
沖縄で言ったら「那覇、国際通り」みたいなことです。
もともとツアーで組まれているひとは、なおさらはずせないでしょう。
なので、ひときわ日本人観光客が多いのです。
私がワイキキで入ったお店は日本語のメニューや案内がある店もありました。
くわえて、店員さんも分かりやすいように、簡単な英単語で話してくれるし、少し日本語が話せるひともいました。
なので、私も「少し英単語をしゃべったかな?」という程度しか英語は使いませんでした。
逆にいえば、このエリアから出なければ日本語だけで過ごすこともできてしまいます。
個人的にもったいない気もしますが、初めての海外では不安なことも多いでしょう。
ワイキキにあるホテルやお店のひとは、毎日のように観光客を相手にしています。
だからたとえ言葉が通じなくても、なんとなく理解してくれたり、理解してくれようとするので、身振り手振りでも問題ありません。
もしも英語に不安があるなら、ワイキキ周辺に宿泊して、ツアーに参加(日本人ガイドもあり)したり、慣れてきたら自分で行きたいところを2~3目的地に追加してみてもいいでしょう。
ハワイでも英語は必要!

対して、「ハワイでも英語は必要だ」という意見。
これは
- たとえワイキキでも日本語が通じるわけではないんだから英語は必要
- ワイキキ以外の地域では英語でないとコミュニケーションがとれない
- ワイキキのあるオアフ島以外の島では日本人は少ない
という考えです。
あたりまえの話ですが、ハワイに日本人が多いといっても、お店のスタッフがみんな日本語が話せるわけではありません。
理解してくれようとはしますが、会話は当然「英語」でするわけです。
それにオアフ島以外の島はもちろん、北部のほうや、ローカルなお店に入れば、日本人も少ないので、スタッフの方が対応に慣れていないこともあるでしょう。
でもそれは「英語ができないとハワイを楽しめない」ということにはならないです。
もちろん中学で習う程度の英文や単語くらいは知っておいた方がいいです。
「Hello」以外わからない、というようではさすがにコミュニケーションとりようがないですよね。
でも私は英語はしゃべれませんが、地元のひとに人気というカフェで食事したり、レストランの予約を電話でしたりできました。
レンタカーも借りたし、宿泊もホテルでなくエアビー(貸主と直接やりとり)でした。
英語の注文や、電話での会話ができるなら「英語しゃべれるじゃん!」と思うひともいるでしょう。
私が「会話」ができたのは、外国人が多い東京駅のお店で働いていて、外国人とコミュニケーションをとることに慣れていたからなのです。
つまり、英語ができるかどうかでなく「恐れずコミュニケーションをとろうとするか」が大事ということです。
その「気合い」だけでいくのは限界があるとしても、みなさんが行くのは観光です。
そして、観光客の多いハワイです。
どんなにいろんなところに行こうと、観光で使うフレーズや「シチュエーション」は限られています。
それに「現地の言葉が話せた方が楽しめる」のはハワイに限ったことではなく当たり前の話です。
ですから、そんなにビクビクしすぎる必要はないのです。
まとめると
- 現地スタッフとの会話は英語
- 中学で習う英語くらいは理解できた方がいい
ですが
- ハワイのひとは日本人観光客に慣れている
- ワイキキだけなら日本人も多くツアーもあるので英語力は必要ない
- ワイキキでは日本語がしゃべれるひともいる
- 英語ができなくても理解してくれようとする
- 恐れず話しかけてみれば身振り手振りなどの雰囲気でも会話できる
ということです。
英語を使うシーンはありますが、他の国と比べたら、現地の人が理解しようと聞いてくれるだけ、はるかに楽です。
逆に日本語しか使わなかったら、きっと外国にきてる感じがしなくてつまらないでしょう。
「会話してみよう」という気持ちさえあれば、「英語なしでも大丈夫」というのがハワイだといえるでしょう。
ハワイで英語ができなくて困る3つのシチュエーション

それでもボヤっとした不安が消えないひとは、英語ができないと、実際にはどういうときに困るのかを知っておきたいはずです。
一番多いのは
- 値切り・チップの交渉
- 観光客狙いの詐欺師
- レストランの予約
でしょう。
順番にご説明します。
観光客狙いの詐欺師
私は、詐欺師にあったことはありませんが、「ハワイ」といってもアメリカです。
日本にはあまり犯罪のニュースは入ってきませんが、ハワイでも残念ながら観光客ねらいの犯罪はあります。
よくあるのは
- 募金をしてくれといってくるパターン
- いきなり写真をとってくれるが、後で料金を求められるパターン
どちらも明るく声をかけてきて、「ことわるの悪いかな」という気にさせます。
乱暴されるようなことはほぼないので、勇気をもって「No!」でいいでしょう。
「何言ってるかわからないから、とりあえず渡しておこう」が一番ダメです。
堂々としていれば詐欺師も去っていくでしょう。
レストランなどの電話・窓口での予約
予約の電話や、なにかの申し込みでの会話は、最悪わからないままでも大丈夫です。
というのも、窓口の場合は、日本語の案内があったり、対応スタッフもわかりやすく説明してくれます。
予約も、後で紹介するような「テンプレートの会話」を見ながらでもできれば完了です。
値切り・チップの交渉
私がいちばん大変だと思うのはチップの交渉です。
私たち日本人には馴染みのない文化なので、ときには「そんなにもってくの!?」と思うこともあります。
私がレストランで食事したときのことです。
サービスするひとが「担当制」で、私たちのテーブルを担当したひとは、なかなかつかまらず、頼んだことも忘れるような様子でした。
代わりに、近くにいた別のスタッフに頼んで、それ以降はその人が気にしてくれていました。
結局、最初と最後しか私たちの担当は現れず、最後に食事代の30%をチップとして請求されたので、「サービスしてくれた人には払うが、あなたにはサービスされていない」というと大激怒。
最終的にはその人に、相場といわれるくらいのチップは払って終わりましたが、なんとも納得いかない気持ちでした。
それでも、こういう場合悪いのはチップを払おうとしなかった「私たち」ということになります。
でもこれは、「英語がしゃべれるかどうか」じゃなく「文化を理解できているかどうか」です。
たとえその時の私が「英語ペラペラ」だったとしても、モメなかった保障はありません。
サービス業のひとたちは、基本給はすごく安く、チップありきの収入で生活しています。
私が働いていたレストランのハワイ店では、チップ込みの年収が800~1000万円の人が何人もいるという話でした。
それでも、物価の高いハワイでは「中~中の上」くらいの稼ぎだそうです。
そうなると、チップのことで本気になるのもわかりますね。
チップのことが不安なひとは最初に料金にチップも含まれているのかを確認しておくと、トラブルも防げます。
↓ハワイのチップについて「相場」などくわしく書かれています。
https://tabi-mile.com/hawaii-tip/
「英語をしゃべれないからトラブルにまきこまれる」というよりは、「オドオドしていることが良くない」といえます。
うえの3つのシーンでも、堂々と対応できるようにしておけば、「英語ができないのは問題にはならない」といえます。
英語を使うシチュエーションとお決まりのフレーズ
さきほどから「英語を使う場面は限られる」といってきました。
もちろん観光のしかたにもよりますが、英語で会話する場面はどのひともだいたい同じです。
そのシーンと、そのとき必要な表現をまとめました。
空港

ここでいきなり英語です。
決まったことしか聞かれません。
目的:What’s the purpose of your trip?(旅の目的は?)
→Sightseeing (観光です)
期間:How long will you be staying? (どれくらい?)
→5 days(5日間です)
宿泊:Where are you going to be staying? (どのホテル?)
→At○○hotel(○○ホテルです)
と、これくらいです。
私はホテルでなくエアビーの宿泊だったので、住所を言うのが面倒で、申告書の住所を指さしましたが大丈夫でした。
指紋をとるときも、「オヤユビ!」や「ミギテ!」と日本語で言ってくれるので大丈夫です。
少しコワい顔のおじさんが多いですが、空港には日本語がしゃべれる職員がいるので、安心してください。
食事

食事でいちばん英語を使うのが「注文」のときです。
もし予約している場合は
I have a reservation. I am○○と伝えましょう。
Can I have a menu?(メニューをもらえますか?)
このCan I have~(Can I get~)「○○もらえますか?」でだいたいのものを頼むことができるので覚えておきましょう。
水でも、毛布でもなんでも使えます。 メニューを見て決まったら
I’ll have○○(○○をください)
といいましょう。
I’ll have the same.(私も同じものを)
便利な表現なので覚えておくといいでしょう。
あとはステーキなどの「肉料理」をたのむと「焼き加減」を聞かれます。
How would you like your steak?
What would you like the way cook?
などと聞かれますので、「ミディアム」や「ウェルダン」などと答えましょう。
ハンバーガーなどでも聞かれるので注意してください。
わからなくても、ポカンとしていると「Midium?」などと聞いてくれるので、「ああ焼き加減のことか」とわかります。
最後に大事な好き嫌いの問題です。
英語で伝えるのがめんどうだからとガマンしてはいけません。
私は「生のトマト」が大の苦手なので、必ず確認していますが、嫌いな食べ物の英語での呼び方だけわかれば大丈夫です。
Could you leave out the tomato for me?(トマト抜きでお願いします)
などと説明される教科書もありますが
No Tomato please.(トマト入りません)
これで十分通じます。
これはハワイでの実体験だけでなく、私が働いていたお店に来るネイティブの方も使っていた表現なので、間違いないです。
アレルギーを伝えるときも同じで大丈夫ですが、Allergy(アレルギー)は日本の発音だと通じません。
英語では「アレジー」と発音し、この言葉さえ聞き取れれば「何かアレルギーを持っているんだな」と注意してくれるので伝えもれもなくなります。
そのほか「予約」に関することなどまとめてあるサイトをご紹介します。
http://hawaiirestaurant-yoyakueigo.hateblo.jp/
電話自体が苦手なひとのための「メール」での予約方法なども教えてくれます。
ショッピング

最後にたくさん使う場面といえば「ショッピング」ですね。
ハワイでは、海や食事と同じくらいショッピングが楽しみというひとも多いでしょう。
ちょっと短いですが、ここでの会話は
- Can I try this on?(試着できますか)
- Do you have~?(~はありますか)
この二つでのりきれます。
まあ細かくみればいろいろありますが、実際に私はこの二つと中学レベルの英語の組み合わせで、一人で買い物できました。
実は彼女からの指令で、「ヴィクトリアズシークレットの下着を買ってこい」というものがありまして、ひとりで行くしかなかったのです。
店内こんな感じ↓
出典元:https://www.lanilanihawaii.com/shopping/shoppingcentre/victorias_secret.html
男の私としては、気まずくて仕方ないのですが手ぶらで帰るわけにはいかない。
でもガッツリ物色してたら「ヤバいやつ」じゃないかと疑われそう。
そこで店員さんに選んでもらうことにしたのです。
「彼女へのプレゼントを探している」と「わからないからおススメを聞きたい」と伝えると「OK!ついてきて」と案内してくれました。
私の英語力に合わせて簡単な言葉で「彼女の好みの色は?」などちゃんと選んでもらい、私としてはプレゼント選びのことより、「ちゃんと買い物できた」という自信のほうがうれしかった出来事でした。
私は、もともと日本でも「買い物はひとりで派」だったので、自信がついてからは、その後のハワイでの買い物はほとんどひとりでまわっていました。
このときに便利だった表現が
What is your recommend?(おすすめはなんですか)
なんでもおすすめにのっかるのは良くないですが、国内観光や初めてのお店でもよく聞く質問ですよね。
聞いてから考えればいいわけで、私はとりあえず連発していました。
レストランでのメニュー、またはさきほどの「焼き加減」のときも使えるので、覚えておくといい表現です。
そのほかにも様々なシチュエーションが想像されるので、いろんな言い回しを事前にみておくのはいいでしょう。
https://ej.alc.co.jp/entry/20180307-awesomehawaii-06
わからなければ「検索」しよう!

ここで紹介した表現なんてごくわずかなので、対応できないだろうとおもわれるひともいるでしょう。
それに同じフレーズを使い続けていたら、せまい範囲でしか行動できません。
でもここで紹介したフレーズに、少し足したり変えたり、組み合わせれば、どんどん幅は広がっていくのです。
もちろん自分の持っている英語の知識を組み合わせてそれっぽい文章にしてもいいですし、わからない単語や表現は、ためらわずに「検索」しましょう。
昔ならできなかったでしょうが、今の時代、ほとんどのひとがスマホを持っているので、その場で調べられます。
そして外国でも、レストランやショッピングモールなどはwifiがとんでいます。
私も旅行中よく「言い回し」など調べて、次の日に実践で使ってみる、ということをして、表現の幅を広げていました。
ポケット翻訳機がなくても、みなさんのスマホで「旅行中の会話」くらいはすぐ調べられますよ。
Do you have free Wi-fi?(フリーwifiはありますか)
覚えておくといいですね。
大事なのはコミュニケーションをとろうという気持ちです。
観光地なので、現地の人もこちらが言いたいことを理解しようとしてくれます。
そして、会話は普通「その状況のなかでのこと」しか話しませんよね。
たとえば、食事の注文のときに、相手が言ったことでわからない言葉があっても、「きっと食材のことだ」と察することができます。
同じように、現地の人も「トイレ」の発音がおかしくても、こちらの様子を見て「トイレを探してるのかな」などと感じてくれます。
なので、不安になりすぎず、積極的に話してみる気持ちでいる方が「通じあえる」と思ってチャレンジしてみてください。
まとめ
今回は
ハワイ旅行で英語ができないと楽しめない!?
ウソかホントか実体験で感じたこと
についてご紹介しました。
ハワイでは英語力はどれだけ必要か
ハワイには年間150万人以上の日本人が訪れるため、中心地のワイキキでは日本人観光客慣れしているひとも多く、英語ができなくてもあまり不自由しない。
しかし、基本的に会話は英語だし、ワイキキ以外では日本人も少ないので英語は話せた方がいい。
かといって英語ができなくてもハワイは楽しめるので、全く英語が必要ないわけではないが、「最も英語ができなくても大丈夫な外国のひとつ」であるといえる。
英語ができなくて困る3つのシチュエーション
英語ができなくて困るシチュエーションというのも存在する。
- チップ、値切りの交渉
- 観光客狙いの詐欺師
- 予約の電話
などがあるが、これらの対処法を知っておけば、英語がしゃべれなくても困ることはない。
実際に「英語がしゃべれないから」というより、しゃべれないことで泣き寝入りしてまうひとが多いということなので、相手が何を言っているかわからないということで恐れることはない。
冷静に堂々としていれば、「英語が話せない」ことは問題にならないだろう。
英語を使うシチュエーションとお決まりのフレーズ
観光で行っている以上、英語で会話する場面は限られている。
そのときに使えるフレーズを覚えておけば、「しゃべれるも同じ」と考えてもよい。
- 空港
- レストラン
- 買い物
など基本的なシーンで使えるフレーズを紹介するので、覚えておくと、他にも応用がきく。

これで「ハワイで英語がいらない」といわれている意味がわかりましたね。
いらないかどうかはあなた次第ですが、話せなくても受け入れてもらえるのもハワイです。
ただし、英語ができないからと言って、「相手に理解してもらおうと努力しない」のは良くないです。
私はハワイで若い女性2人組が、タクシーの運転手に「アラモアナセンター、ハウメニー?」と聞きまくっているのを見かけました。
当然通じておらず、ドライバーは困りはてていましたが、こういうごり押しは良くないですよね。
別に良い発音でなくても、間違った文法でもかまわないですが、理解してもらえなかったら、言い回しをかえてみるとか、こちらも「わかってもらうように努力する」ことはマナーでもあります。
不安をかかえていくことはありません。
人とのふれあいも旅行のうち、と思って楽しんでください。