
台湾が親日であることは最近有名で知っている人も多いと思います。
そんな台湾の人と仲良くなりたい、お世話になったから何かプレゼントを贈りたいという人のために台湾に留学経験のある私が実際にあげて喜ばれたものや台湾ではプレゼントに向かないものを紹介していきます。
特にタブーな物はしっかり理解してプレゼントを贈らないと誤解されてしまうことがあります。
私もプレゼントが理由で元カレと別れそうになってしまったことがあります。
あの時は本当に焦りました (笑)
日本人からするとなんで怒られているか本当に理解できないんですよ。
わからなさ過ぎて逆ギレしそうになりました。
皆さんは私のようにならないようにまた喜んでもらえるようにこの記事を読んでみてください。
台湾ではNG‼贈ってはいけないもの
台湾でプレゼントに適さないものは「時計」「ろうそく」「靴」「タオル」「菊のデザイン」「傘」です。
台湾でも日本同様にプレゼントに適さないものがあります。
理由は不吉な言葉や発音に似ているものが嫌われます。
最近の若い人ほどプレゼントに関して贈り物の意味や縁起を気にしない人も多くなってきました。
しかし知っているに越したことはないと思うので簡単に紹介していきます。
置き時計、掛け時計、目覚まし時計
上の三つはそれぞれ
座鐘(ズゥォ ヂョン:zuò zhong)、掛鐘(グァ ヂョン:guà zhong)
鬧鐘(ナオ ヂョン:nao zhong)といいます。
終わり、死という意味の「終(ヂョン:zhong)」と発音が同じなのでNGです。
腕時計は手錶(ショウ ビィャォ: shǒu biǎo)といい鐘(ヂョン:zhong)がないので大丈夫です。
これは比較的有名なので中国語を勉強したことがある人は授業で習ったことがあるかもしれませんね。
靴
人によってNGととらえる理由が異なるようですが、大体共通するのが「靴=(歩いて)去る」という考え方があるので恋人に送ると「あなたから歩き去る」「歩き去っほしい」などの別れを表す音になってしまいます。
もう一つの解釈が靴という中国語が
鞋子(シェズ:xié zǐ)というのですが、この発音がよこしま、邪悪なことを意味する「邪(シェ:xié)」と似ているからです。
ろうそく、キャンドル
台湾ではお葬式の時に使うものなので避けた方が無難です。
またアロマなども嫌がられることがあるので初めはやめた方がいいでしょう。
菊の花や菊がデザインされているもの
ろうそくと同様にお葬式で使うものなので避けた方が無難です。
また日本と同様に下ネタ的意味もあるので避けた方がいいです。
ハンカチ、タオル
台湾ではお葬式の香典返しでハンカチを用いることがあります。
ハンカチやタオルは涙を拭いたりするものでもあるので「別れ」を連想してしまうことからプレゼントには避けた方がいいです。
またもともと恋人と別れる時にハンカチを贈るという習慣があったようでそこから恋人にあげると「別れよう」と意味になってしまいます。
日本ではプレゼントに重宝するハンカチですが台湾ではプレゼントにするのはやめましょう。
傘、扇子
中国語で傘のことを傘(サン:sǎn)
扇のことを扇(シャン:shàn)と発音します。
どちらの発音は散り散りになるという意味を連想させる「散(サン:sǎn もしくは、sàn)」ににていることからプレゼントにはNGとされています。
他にも真っ黒、真っ白なもの、鏡、ハサミ、風鈴なんかも避けた方がいいとされています。
せっかく台湾人と仲良くなる機会なので気をつけてみて下さい。
またどうしても上の物を渡したい場合は、先に相手に聞いて見る方法と、相手から少しだけお金をもらうとでプレゼントしたのではなく、代わりに購入してあげたという事になるんのでタブーにはなりません。
台湾人にプレゼント:学生編
学生におすすめなプレゼントは期間限定の物もしくは自分がすごく好きなものです。
私が実際に渡したことがあるプレゼントのうち特に学生に人気があったものを紹介します。
まず皆さんに覚えておいてほしいことは、台湾では実際のところ少し高いお金を出せば基本的に日本の物が買えます。
なのであげるなら期間限定の物もしくは自分がすごく好きなものがいいと思います。
台湾で日本の物がほとんど手に入るといってもやっぱり日本の方がリリースは早いし、台湾では発売されないこともあります。
なので一般的なお菓子でも期間限定の物をあげたりすると喜ばれる可能性が高いです。
でも抹茶のお菓子は例外で基本的に抹茶が食べれない子以外は喜んでくれます。
もう一つの自分が好きな物というのは、私的に面白い体験談があります。
夏休みに日本に帰って私は「ガルボ」が好きなので何個か買ってきて学部のクラスメートに配ったことがあります。
その時、私の台湾人の友達がむちゃくちゃ気に入ってくれて、どこで買えるのか聞かれたんですが、実は「ガルボ」台湾のセブンイレブンで買えるんですよ。
そのことをその子に話したらむちゃくちゃびっくりして、最近ではその子がよく「ガルボ」を授業中にたべているのをよく見ます。
なぜこんなことが起こるかというと、日本のお菓子が台湾でも売ってはいるのですが、日本のお菓子はほかのお菓子に比べて高いので台湾人は基本、美味しいとわかった後しか日本のお菓子は買いません。
なので台湾で買えるんし、日本では有名なお菓子でも台湾人は食べたことがないことがよくあります。
好きなおかしを選ぶときは物語があるものを選ぶともっといいです。
例えば、このお菓子は自分が高校生の時に初めて食べて、感動したとか、実は少し高ったし、なかなか見つけられないものなんだけどどうしても君に体験してほしかったなど、物プラス何か物語や言葉を添えれるともっと喜んでもらえると思います。
また日本ではプレゼントとして口紅などのコスメをあげることが多いと思うのですが、台湾ではメイクをする習慣があまりないのですっぴんでも使えるような色をあげたりするのがいいと思います。
これはお菓子だけではなく化粧品やスキンケア、文房具でも同じことがいえるので自分の好きなものがあれば、台湾人に日本のいいものを知ってもらういい機会なのでどんどん紹介しましょう。
また自分の好きな物をあげると簡単な自己紹介にもなるので友達ができやすくなると思います。
台湾人にプレゼント:社会人編
社会人におすすめなプレゼントは王道は定番の物です。
会社の取引先などで台湾人にプレゼントをあげる時におすすめのものを紹介していきます。
なぜなら食品以外の場合マイナーな物をあげて、使い方がわからなかったときにパッケージの裏に日本語で書かれている説明がすべて理解できるわけではありません。
なぜなら食品以外の場合マイナーな物をあげて、使い方がわからなかったときにパッケージの裏に日本語で書かれている説明がすべて理解できるわけではありません。
もし使い方を間違えてしまったらあまり使い勝手がよくなかったりすることもあります。
しかし定番のものであれは中国語で調べると使い方が出てくることがあります。
もちろん渡す時に使い方を教えてあげればいい話かもしれませんが、日本人が当たり前に使えるものが台湾人が当たり前にできるとは限りません。
なのでできるだけわかりやすいものを渡すようにしましょう。
台湾人に限ったことではないかもしれませんが、入手困難なものや人気で行列のある所のものを差し上げるととても喜ばれます。
例えば1時間ぐらい並んで買ってきた、一ヶ月待ちの人気商品みたいなものです。
他にも日本では、宮内庁御用達の庁有名店であるとか、海外の王室が買っているメーカーなどでもいいと思います。
他にも「白い恋人」のような北海道いえばなどの物でもいいともいます。
台湾人はこういうことに熱意や特別感を感じて感激されます。
プレゼントに関して日本人と台湾人が大切に思うことの違いに軽いよりは重いもの、小さいよりは大きいものを喜びます。
台湾人は基本的に見た目を重視するので、大きめで派手なパッケージの物を選ぶといいと思います。
また同じお菓子の詰め合わせ何箱かでも喜びます。
なぜなら台湾人はもらったものを親戚などに配るという文化があります。
なので台湾人にあげるなら日本人なら誰でも知っているもので、大きくてパッケージがきれいなものを選びましょう。
台湾人にプレゼント:意外なもの編
次は私が実際にあげたもの、頼まれたものの中で意外だなと思ったものは薬と虫よけ系です。
ここで紹介するのはいきなりプレゼントとして渡すのはあまりよくないんですが実は台湾人が欲しいと思っているものです。
参考までに見ていってください。
薬
台湾は日本より医療費が日本よりも安いので風邪かもしれないぐらいで病院に行きます。
なのであまり薬局で薬を買うことはないのですが生理痛や頭痛の薬は自分で持ってることがあります。
台湾に来てびっくりしたのが台湾人が持っている薬が実はほとんど日本製の薬なんです。
ロキソニン、ルルアタック、イブとかです。
台湾で売ってるかどうかはわからないんですが基本的にみんな持ってます。
理由としては効き目がよかったり、台湾の病院の薬ってアメリカとかの薬で大きくて飲みにくいけど日本のは小粒で飲みやすいとかでした。
もちろん薬なのでいきなりあげるのは難しいですが頼まれることはよくあると思います。
虫よけ系
台湾にも蚊はいるのになぜか台湾の虫よけグッズってハーブとかの力で虫よけをしたりするようなオーガニックで優しく守るみたいなものが多いんです。
ハーブなので匂いも独特なものが多いです。
なので、日本の虫よけスプレーやムヒなどのかゆみ止めなども台湾人はすごく喜んでくれます。
特に子供がいる家ではかきむしらない様にするアンパンマンが書いてあったりするパッチをあげたら子どもがかかなくなってよかったといわれました。
日本の製品って本当にかゆいところに手が届くようなものが多いので面白い系の物や便利グッズなんかもおすすめです。
今回のまとめ
今回は台湾人にあげるプレゼントのタブーとおすすめを紹介してきました。
台湾ではNG‼贈ってはいけないもの
最近の若い人ほどプレゼントに関して贈り物の意味や縁起を気にしない人も多くなってきました。
しかし不吉な言葉や発音に似ているものは誤解の原因になってしまうことがありので気をつけましょう。
台湾人にプレゼント:学生編
- 期間限定物
- お菓子ならお抹茶味を選ぼう
- 自分が好きなもの(物語があるとGOOD!)
上の三つを選んだら間違いないです。
プレゼントはもっと仲良くなれるチャンスなのでちゃんと考えてください。
台湾人にプレゼント:意外なもの編
- 薬系
- 虫よけ系
意外と台湾人が好きなもの、よく使っているものです。
日本の製品って本当にかゆいところに手が届くようなものが多いので面白い系の物や便利グッズなんかもおすすめです。
私はプレゼントは受け取った方も、あげた方もうれしくなるとてもいい交流の手段だと思っています。
なのでせっかくプレゼントをあげるなら、台湾と日本ではプレゼントに関する風習やルールが違ってどちらかが嫌な思いをするのはとってももったいないと思っています。
もちろん過去の私のようにプレゼントがきっかけで喧嘩にもなってほしくないので今回はプレゼントのタブーとおすすめのプレゼントを比較的細かく書きました。
でもプレゼントは気持ちが入っていればどんなものでもうれしいとは思うのも台湾ではタブーでもどうしても上げたいものがあるなら先に聞いてみるなどしてみて下さい。