
旅行でさけて通れないのは、「移動の乗り物」です。
せまい席で何時間も座っているのがつらくて、もっと快適になる方法を探しているあなた。
そんなあなたに、試してもらいたいものがネックピローです。
どうも、肩こり持ちのkenzoです。
私は普段から肩こりがひどく、移動で3時間以上座りっぱなしだと、目的地に着いた時には「今日はホテルで休もう」という状態になってしまうことも何度かありました。
でも空港で前を歩く人が持った「ネックピロー」をみて、気になったので安いものを買ってみることにしました。
すると「全然違う!」
もっとしっかりしたものを買えばより快適になるのかと思い、調べると、なんとも種類が多すぎます。
そこでこの記事では、実際に使ったひとのレビューをさらに絞って、初めてのネックピロー選びをお手伝いします。
そしてあなたも早く、より快適な「移動」を手に入れてください。
ネックピローは使ってる?旅行には絶対あったほうがいい!

旅行慣れしている人でも、意外とネックピローを使っていない人が多いです。
私も、よく一緒に旅行に行く友だちが誰も使っていなかったので使ってみようと思ったことがなく、「あんなもの、効果あるのか?」と疑っていました。
その考えが変わったのは、私が片道8時間の飛行機にのったときです。
モニターがこわれていて映画もみれないうえに、満席で席をかえてもらうこともできない。
「寝る」しかやることのないなかでも、全然気持ちいい姿勢がつくれず、安眠どころか眠れません。
時計をみても全然時間がたっていない、という地獄のような時間を過ごしました。
帰りの便でも同じことがあったらどうしようかと思っていたら、目の前にリュックにネックピローをぶら下げた人が歩いていました。
ないよりマシかな程度の気持ちで、空港の中の店で買って使ってみたところ、思った以上の安定感で数時間眠っていました。
しかも着いたときは、それまでより、体の痛みやつかれがないことに気づき、それから手放せなくなりました。
たとえ、ヨーロッパに行くような10時間以上のフライトでなくても、1時間以上同じ姿勢でいることがあれば、疲れはたまりますよね。
それが、飛行機やバスなどの、せまい空間であればもっと無理な体勢でいることがふえるのです。
私は
- 新幹線で東京~博多(5時間以上)
- 4列シートの夜行バスで東京~大阪(8時間以上)
- 飛行機エコノミークラスの国際線で連続12時間以上
それぞれ経験したなかで、飛行機とバスが一番せまくてツラいと感じました。
「最近のエコノミークラスはよりせまくなった」ともいわれますが、新幹線などとくらべると、飛行機とバスは前後の間かくがすごくせまいですよね。
となりが大柄な男性だったら横からも圧迫されます。
姿勢が変えられないことは思っている以上に、頭の重みをうまく逃がせなくなっているのです。
でもそんなにせまい機内(車内)でネックピローなんて使ったら、頭のまわりが余計にせまく、圧迫されるんじゃないか、と思うひとも多いでしょう。
私もそんな気がしていたので、抵抗があったんですが、慣れるとその「圧迫感」が「安定感」であることに気づきます。
頭と背もたれの間に物をはさむので「つんのめる」ような気がしますが、それがしっかり頭を支えている証拠なのです。
安心してネックピローに頭の重みをあずけても、まっすぐ支えられるおかげで、首には負担がかかりません。
もうひとつ、私がネックピローを使わなかったいちばんの原因は「荷物になる」からです。
同じ心配をしているひとも多いでしょう。
しかし先ほども「ネックピローには多くの種類がある」といったように、「コンパクトになること」をウリにしているものも多いです。
私がよく持ち歩くものも空気でふくらます、「コンパクトタイプ」ですが、小さくなるタイプのなかには、スマホサイズに折りたためるものまであります。
こうなるとどんなに身軽なのが好きなひとも「荷物になるから」は理由にならないでしょう。

人間の頭の重さは、体重の1/10もあるといわれています。
これをずっと同じ姿勢で支えていては、首だけでなく体のあちこりに負担がかかります。
出典元:「保険指導リソースガイド」
たとえ映画館でさえ、映画が終わるころには「伸び」をしたくなりますよね。
これと同じように、1~3時間の短い移動でも、「大丈夫」なのではなく「耐えられるだけ」ということです。
なので、飛行機の移動でなくても、旅行に行くときは、「お供」として持って行って体をいたわってあげましょう。
種類多すぎ!何がちがうの!?ネックピローのタイプと選び方

でも買おうと思って調べてみると、じつに種類が多いです。
種類が多い理由として、形などの「タイプ」にわかれていることもひとつです。
そこでまずはタイプ別に自分の好みを探していきましょう。
どんなタイプがあるか
まずは形状です。
「U字」「O字」
あまり見ない「I字」や「J字」などもあります。
その次に、材質やクッション材のちがいがあります。
一般的には
- 空気でふくらます「エアタイプ」
- ビーズ、ウレタンなどの「クッションタイプ」
などがありますが、枕カバーのようなものに、タオルなどを詰めこむ式のものもあります。
この違いは
- 形→頭をどう支えるか(よりかかる、ホールドする)
- 材質→反発力、ホールド感
に関係してきます。
このうちのどれを重視するかによって、選び方が変わってきます。
ネックピローの選び方
そこでこの「タイプ」のちがいで好みのものに絞っていきます。
ここで、その選び方をいくつかご紹介します。
ネックピロー選びで気にするべきポイントは次の3つです。
- 携帯性
- 快適性
- 価格
かんたんに言うと、この3つでどれを一番に考えるか、どれを気にしないかですぐに決められるともいえます。
この3つはそれぞれ関係していて、残念ながら全てを完ペキにするのはむずかしいです。
コンパクトなタイプ
- 持ち運びやすく、価格も安い
- 安定感と快適性は下がる
クッションタイプ
- 支える力もあり、快適
- 価格も高めで、大きさ、重さがあり荷物になる
と、それぞれの「メリット」「デメリット」が逆になります。
もうひとつポイントとしてはカバーがあるか直接洗えるものがいいでしょう。
直接肌にふれ、顔に近いものですから、旅行のたびに洗濯できる方がいいですね。
持ち運び重視!
ここまでで自分の欲しいタイプがわかったら実際にどんなものがあるのかご紹介します。
荷物がふえるのがとにかく気になるひとは、たたんでコンパクトに収納できる「エアタイプ」がおすすめです。
LINX AIR 快適安眠 エアーピロー

いちばんシンプルなかたちのネックピローです。
シンプルですが、最低限の役わりははたしてくれます。
空気でふくらますタイプなので厚みもなく、カバーも洗濯できます。
そして「安い!」です。
私が使っているのもこのタイプです。
私が使っているのもこのタイプです。

人間工学にもとづいたデザインということで後頭部もよりしっかり支えてくれます。
空気を入れるときに口でふきこむ必要がなく、左側の丸いポンプの部分で空気を入れます。
さらに最小サイズにたためばスマホと同じくらいのサイズになりますので、「小ささと、使い勝手の両方」が欲しいひとにはこちらもおすすめです。
Purefly ネックピロー
こちらも似たタイプですが、材質がちがいます。
マイクロビロード生地で、肌ざわりはこちらのほうが上です。
ちなみにこちらAmazonベストセラーです。
これらの「空気でふくらますタイプ」には軽くてコンパクトな他に、「空気圧で自分の好みの抵抗感にかえられる」というメリットもあります。
安いものも多いので、まず入門編としてどれかひとつ持っていてもいいでしょう。
快適性重視!
値段やサイズは気にしないから「とにかく快適なものが欲しい!」というひとたちの方がネックピロー選びには苦労するでしょう。
というのも、クッションタイプの方が、形だけでなく、中につめてあるクッション材の種類や量などがさまざまだからです。
そのなかでも、代表的なものをご紹介します。
テンピュール(Tempur) トランジットピロー
有名な枕、マットレスのブランド「テンピュール」のネックピローです。
NASAの承認を受けた唯一のマットレスブランドとあって、お値段もそこそこします。
私も普通の枕はテンピュールのものを使っていますが、「やわらかいけどヘタらない」絶妙な質感です。
低反発(包みこむ感じ)が好きな方におすすめです。
OSTRICHPILLOW GO

こちらも「低反発系」ですが、人間工学を追及して360°頭を支える、サポート力にすぐれたものです。
U字のネックピローの弱みでもある、「アゴの支え」もバッチリです。
また、形によってある程度決まってしまう、「首のしめつけ」も自分で調整できるのも良いところです。
私も枕選びでさんざん経験したのですが、ためしてみると、思っていたのとちがうということがあります。
値段に関係なく、ためした別のものが良かったりするのです。
つまり、上のふたつのようなクッション性の高級品は、質がいいからといって誰にでも合うわけではありません。
ここで紹介しているものは、商品レビューをもとに、多くのひとに合うものを厳選しています。
しかし、もし試せる機会があるなら、テンピュールの店頭やトラベル用品店に実物がないか見てみることをおすすめします。
もし実物がなくても、材質の触感(低反発まくらやビーズクッション)は他のネックピローや普通のクッションなどでもためせるので、自分の好みの感ショクくらいは確かめておくと良いです。
ちょっと変わった形。個性的なネックピロー

最後に少し個性的だけどハマると使いやすいものたちをご紹介します。
Travelrest – 究極のトラベルピロー


ネックピローというより抱き枕に近い形に見えますが、しっかり頭をサポートしています。
首にまくような形のネックピローだと、「体型に合わない」ひとは、ネックピローと首、頭の間にすき間ができてあまり頭を支える役目をはたせないということがあります。
このネックピローはサポート範囲が少ないようで、頭と肩ではさむような姿勢になるとアゴも含めてしっかり支えられます。
さらに空気式なので、空気圧によってはパンパンに抵抗力ができ、おまけにとてもコンパクトです。
やわらかいクッションが苦手なひとにもおすすめです。
LifeisBeautiful ネックピロー


あまり見ない「H型」のネックピローです。
どこがいいかというと、U型と同じように使えるうえに、胸との支えがあるので、むきを変えれば、アゴが前にたおれることを防ぐサポートになるのです。
さらにフードがついていて、寝顔を見られることを防いだり、アイマスクがわりにもなります。
これも空気式なので、収納はコンパクトにまとめられます。
私のなかのベスト
ここまでご紹介してきたなかで、私が愛用しているのはLINX AIR 快適安眠 エアーピローです。
なにより荷物にならないことを重視する私にとってはバランスがちょうどいいのです。
寝るときに使う枕をイメージしてもらうとわかりやすいのですが、私はマットレスも枕も少し「硬め」が好きです。
それに使わないときはペチャンコになってくれる方が良いので、私にはエアタイプがベストでした。
でも空気でふくらます、「一般的なネックピロー」がいちばん種類が多くて選ぶの大変なんですよね。
100均でも売っているくらいです。
安すぎても空気もれしたら意味ないし、あまり高いのは、旅行に持っていくのは不安です。
なにより旅行中はいっさい使わないわけですから、高くてかさばるものはイヤですよね。
そこで値段のバランスとレビューの多さで選ぶことにしました。
ドン・キホーテに実物がおいてあったのも大きな理由です。
口で空気を吹きこむ必要がありますが、ポンプも何もないので、空気を抜けば、それこそ文字通りペッチャンコです。
あとはカバーが外せるものを探していたので、それで満足です。
私も全てのネックピローをくらべたわけではないので、もちろんもっと良い使用感のものもあるでしょう。
しかし肩こり持ちの私には、携帯性以外にも、ネックピロー自体の重さがあるものは、肩にのせる不安があったのです。
結果として私の期待にはこたえてくれているので、満足しています。
自分がネックピローを使ってみたときをイメージしてみてください。
「包みこまれる」感覚がいいのか、「あまり沈まずカッチリ支えてくれる」方がいいのか。
まずは自分の「ベスト条件」を決めると、そのあとに選んだネックピローは必ずあなたの希望に合うものになりますよ。
まとめ
今回は
旅行での移動が快適になる!
おすすめから自分に合ったネックピローをみつけるコツ!
についてご紹介しました。
ネックピローは使ってる?旅行には絶対あったほうがいい!
旅慣れているひとでも「ネックピロー」を使っていないひとは意外と多いが、絶対に持っていくべきである。
たとえどんなに短い時間でも、旅行に行くときは乗り物にのって移動する時間がある。
人間の頭は、体重の10%ともいわれ、同じ姿勢でいるだけで、気づかないうちに体には負担がかかっている。
まして長時間のフライトや、寝てしまったときなどは、その負担は何倍にもなり、首だけでなく、肩や腰にも影響する。
現地につくころには「体の痛みで旅行が楽しめない」なんてことにならないために、頭をしっかりサポートし、安眠をもたらしてくれる「ネックピロー」はぜひ使ってみたほうがいい。
種類多すぎ!何がちがうの!?ネックピローのタイプとえらび方
ネックピローには「値段」「材質」「重さ」など様々なちがいと種類がある。
そのため、はじめて購入しようと調べると、必ず迷ってしまう。
ここで、いろいろなレビューからさらに絞ったものを、タイプ別に紹介するので、まずはそこから選んでいく。
気にするべきは3つのポイント。
- 携帯性
- 快適性
- 価格
この3つのなかで、自分が重視するものに合ったタイプのネックピローを選択する。

ここでは高評価のレビューがついているものから、さらに厳選してご紹介しました。
これでみなさん、ネックピローを使ってみたくなったでしょう。
私は、飛行機で使うように買ってから、新幹線やバスでの移動でも持ち歩くようになりました。
コンパクトに収納できるものが好みなので、つぶしてリュックの背中の部分にそわせれば、全くスペースをとりません。
これからの旅行で検討しているひとも、まずは1,000円前後の、小さくなるものから使ってみるのをおすすめします。
そうすれば、ネックピローがどんなものかためせます。
それに、もっとしっかりしたものが欲しくなっても、はじめに「コンパクトタイプ」を買っておけば、長距離旅行と短い移動とで使い分けることもできます。
本格的なものを買うひとも、旅行で使うものなので、「なくなったり汚れたりするかもしれない」ということを頭において、選ぶようにしましょう