海外旅行に何の薬を持って行く?持って行くべき薬と荷造りの注意点

海外旅行に行くときに薬の準備をしますよね。
準備した薬が持っていけるかどうか不安になることもあると思います。

旅行好き・海外生活経験のある「Hara-Maki」です。
今回は、海外に持っていくべき常備薬と薬を持参するときの注意点をご紹介いたします。

薬が手元になかったときには、命に関わることもあります。
薬の手続不足や違法なものと疑われて入国を認められないこともあります。

大事な薬が手元にない旅行は、不安で楽しむどころではありませんよね。
見慣れない薬をのむには勇気がいるし、病院で出された薬も、日頃、飲んでいた薬と同じものか分からないまま飲むのは不安です。

薬を持っていくときの注意点をしっかり押さえていれば、薬を手放すことなく、安心して旅行を満喫できます。
今回は、常備薬と病院の薬を持っていくときの注意点。 そして万が一、旅行先で薬を買うとき、病院に行くときのための準備をご紹介いたします。


海外旅行に必須の常備薬4つ+2つ

海外旅行に必須の常備薬は風邪薬、解熱鎮痛剤、胃腸薬、整腸薬または便秘薬の4つです。
また旅行先によっては虫よけ・虫刺され、酔い止めの2つが必須アイテムになるのでご紹介いたします。

環境の異なる旅行先に風邪薬は必須

風邪薬は必ず持っていきましょう。
海外は日本と気候が大きく異なります。
日本国内でも九州と北海道では環境がまったく違うのですから、海外と日本では、ならなおさら違います。

体がちょっとだるいな、病院に行くほどではないけどボーとしちゃう、というときは風邪薬を飲んで、宿泊先でゆっくり休むと良いでしょう。

ちょっと体調が優れないときこそ、薬をのんで一晩休めば、翌日に回復できることも多いです。
せっかくの旅行ですから、無理せずに休息もとって残りの旅行を楽しみましょう。

旅行の急な発熱やフライト疲れの頭痛に解熱鎮痛剤で解決!

解熱鎮痛剤は持っていくと重宝します。
急な発熱にも頭痛にも使えます。

症状がはっきりと出ているときは、風邪薬よりも各症状に合わせた薬を使う方が効果的です。

特に頭痛は長時間のフライト疲れや旅行先での夜更かしなどの寝不足で起きやすくなります。
私もその一人です。
頭痛は我慢できるけど、我慢するとよけいにひどくなることもあります。

ただし、解熱鎮痛剤は風邪薬と同じ成分が入っていることがあります。
成分表を確認して別の成分のものを準備すると取り過ぎの心配はなくなります。

また、旅行先がマラリアに感染する可能性のある熱帯地域の場合には、成分がアセトアミノフェンのものを選びましょう。
解熱鎮痛剤として使われている成分の中には、マラリアの症状を強めてしまう可能性があるものもあります。

グルメ旅行に胃腸薬は大事なパートナー

胃腸薬は旅行先の食事を楽しみにしている人には、特に必須です。

旅行先のグルメも楽しみのひとつですよね。
旅行の目的をグルメにしていたり、食べ歩きを計画している方もいるのではないでしょうか。

台湾の夜市、韓国の屋台、タイの水上マーケットなど、見た目もにおいも美味しそうなものがならんでいますよね。

でも、食べ過ぎて胃もたれやお腹が痛くなることもあります。
グルメを堪能するときは胃薬は持ち歩きましょう。

便秘やお腹の調子が崩れたときに整腸剤や便秘薬

整腸剤・便秘薬はお通じリズムを崩さないためにもあると良いものです。

環境が変わるとお通じのリズムが変わることがあります。
お腹に痛みがなければ、気にしない方もおおいと思います。
お通じは体からの便りともいわれているので体の調子を確認するには大事なことです。

お通じの調子が崩れているなと思ったときには整腸剤。
便秘が続く場合には、便秘薬でお腹の調子を整えてあげましょう。

しかし、下痢の場合はちょっと注意が必要です。
食あたりによる下痢の可能性があります。

食あたりによる下痢は、体の中にある不要な毒素を排出するためにでている症状です。

下痢止めや整腸剤を使用するよりも、体の中のものをすべて出し切った方が良いでしょう。

脱水状態にならないように、こまめに水分を摂ってください。
そして、病院で適切な処置を受けることが最善です。

私も海外生活で食あたりになった時、3~4日間、自宅療養しました。
病院にいって適切な薬をもらって飲んだらすぐに症状は治まりましたよ。

自然に触れる旅行には虫よけ、虫刺され

旅行先が、虫が多い地域や山や川など植物がおおい場所に行く場合には、虫よけと虫刺されはセットで持っていきましょう。

特に蚊に刺されやすい方は必須です。
私も蚊に刺されやすいタイプです。
虫よけスプレーをふり忘れて一晩で10か所くらい刺されたことがありました。

蚊に刺されたあとの痒みって、簡単に止まりませんよね。
肌が赤くなるまで叩いてみたり、爪でバツ印の跡をつけても、しばらくするとまた痒くなります。

お出かけ前に虫よけをひとふりすれば虫は寄ってきません。
刺されても、虫刺され用の薬があれば痒みもすぐに治まります。

海外旅行にはスプレー缶は持っていけないので霧吹きタイプの虫よけにすると良いでしょう。
シートタイプも便利ですよね。
虫刺され用の薬は携帯タイプもあるので、持ち歩きに便利です。

乗り物に乗る前に酔い止め

酔い止めは、旅行のスケジュールに乗りなれない乗り物に乗る場合は、お出かけ前に飲んでおくと安心です。

旅行先では日本にない乗り物にのったり、きれいに舗装されていない道を走ることもあります。
テーマパークのアトラクションのように大きく車体が揺れることもあるでしょう。
旅行のスケジュールを確認して荷物に入れておくと良いでしょう。

今回ご紹介した薬は、旅行先で購入することもできるでしょう。
英語や旅行先の言語が得意であれば、迷うことなく目的の薬を見つけることができると思います。

しかし、英語もほどほどの方は、なかなか言いたいことが伝わらないことがあります。
私も英語は得意ではないので、なかなか伝わりません。
体調が悪い中、コミュニケーションが上手くいかないととイライラするし、ツラいですよね。

万が一の時は病院に行くことが最善です。
しかし、保険の内容によっては多額の診療代を支払わなければならないことがあります。
私も2万円の診療代を払い、後日、治療費の保険分の給付をうけました。

後日、お金が返ってくるとはいえ、手持ちから2万円もなくなるのはイタイ出費です。
そのあと、懐ぐあいを考えながらの観光は楽しむに楽しめません。

心も体も万全に、楽しく旅行をするためにも最低限の常備薬は準備しておきましょう。

常備薬の量は必要な分だけ!箱は捨てない!

常備薬は必要な分だけ準備すれば大丈夫です。
日頃から飲んでいるもの以外は購入した箱のまま持っていくことをおすすめします。

体に合わせて定期的にのむ薬がある場合は、旅行日数分+2~3日を目安にすると良いと思います。
多くても旅行日数分+1週間分です。

心配だからと多く準備すると、販売目的と思われ、トラブルのもとにもなるので注意しましょう。
何事も適量が大事です。

薬に頼るよりも、旅行前から体調を整えて万全な状態で旅行に臨むといい旅になります。

常備薬は持っていくときにも注意が必要です。
薬が入っている箱や薬の説明書は薬と一緒に持っていきましょう。

旅行の荷物はできるだけコンパクトにしたいですよね。
だからといって、薬を必要な分だけをピルケースなどに入れて、薬だけを持っていくことはしてはいけません。

複数の薬を持っていくので、なにが、どの薬か分からなくなる可能性があります。
また、セキュリティチェックで違法薬物だと疑われる可能性があります。

薬の説明書には薬を飲むときの注意点などがかいています。
薬の箱には飲み方がかいてあるものもます。

どうしても箱のままだと邪魔だな~と思う場合には、薬の箱をたたんで、薬の説明書の3つをセットにしてチャック袋などに入れるとコンパクトになりますよ。


事前に申請が必要な病院の薬

病院から薬を出されている方は、命にかかわることもあるので準備が大切です。
結論からいうと、海外旅行に病院から出されている薬も持っていくことは可能です。

多くの国で入国・出国を制限している薬があります。
医療用麻薬、覚せい剤原料、向精神薬です。

各国によって手続は異なります。
今回は、日本の出国・入国時に特別な証明書や書類などについて、簡単にどんな書類が必要なのか紹介していきますね。

旅行前に許可書の申請が必要な医療用麻薬、覚せい剤原料

医療用麻薬と覚せい剤原料は日本だけでなく多くの国で持ち込み・持ち出しの制限があります。
日本から持ち出すとき(日本から出国するとき)、持ち込むとき(日本に帰国するとき)に許可書を携行していなければなりません。

許可証は厚生労働省 地方厚生局 麻薬取締部に申請します。
ホームページに申請に関する情報が記載されていますので確認してみましょう。

厚生労働省 地方厚生局 麻薬取締部 「麻薬等の携帯輸出入許可申請を行う方へ」

向精神薬は事前に書類の申請が必要

向精神薬は、持参する量が1カ月分以上の場合、注射薬の場合、向精神薬としての成分量の総量が上限量を超える場合に書類が必要になります。

必要な書類は薬監証明書、医師の自己の疾病の治療のため特に必要であることを証する書類です。

薬監証明書は、厚生労働省 関東信越厚生局または近畿厚生局で申請ができます。
出入国するときに通る税関によって申請先がちがいますので、各ホームページを確認してください。
申請に関する詳細も記載されています。

医師の自己の疾病の治療のため特に必要であることを証する書類は、処方箋のうつしや診断書です。
書類に記載しなければならない項目があるので、詳細は同じく各厚生局のホームページを確認してください。

厚生労働省 関東信越厚生局 「医薬品等の輸入手続きについて」
厚生労働省 近畿厚生局 「医薬品等の輸入関係」

申請してから各書類が届くまでに時間がかかるし、少し面倒くさくなるかもしれないので、早めに申請を行いましょう。

制限のある薬だからこそ、トラブルにもなりやすいです。
しっかり準備してトラブルを未然に防いで、楽しい旅行にしたいですよね。

事前申請は不要だが、注意が必要な3つの薬

どんな薬でも、持って行く薬の量に限らず、どのような薬をどのような病気または症状の為に飲んでいるのか説明できる英文の文書(薬剤証明書など)を携帯することをすすめられています。
薬剤証明書については薬を処方している医師や薬剤師に相談してみましょう。

証明書以外に準備のときに注意しなければならない薬が、液体の薬、インスリンなどの注射薬、白い粉の薬です。

液体の薬は手荷物の液体物と別にする

液体の薬は飛行機の手荷物に含めるときには通常の液体物の容量制限から除外されます。
通常の液体物とは、別にしておきましょう
セキュリティチェックを通るときに事前に係員に液体の薬があることを伝えると対応がスムーズになります。

インスリンなどの注射薬は係員にひと言伝える

注射薬は持ち込むことは可能ですが、注射器の針が危険物といわれてしまう可能性があります。
治療のために使用していることを明示できるもの(処方箋のうつしや医師の証明書など)を携行しておくと対応がスムーズになります。

また、インスリンは冷蔵で保管しなければならないタイプもあります。
預け荷物に入れてしまうと荷室の急激な温度変化によって使えなくなる可能性があります。

薬を出している医師に確認しておきましょう。
もし、手荷物にする場合には係員に申し出ておくとトラブルを避けることができます。

白い粉末の薬は別の薬に変更できるか医師に相談

白い粉薬は違法薬物の疑いがかけられてしまう可能性があります。
また、薬局で複数の薬を1回分ずつ1袋にまとめくれている(一包化)薬も同様に疑われる可能性があります。

可能なら、粉薬は錠剤やカプセルなどのシートになっている薬に変更してもらえると良いです。
難しければ英文の薬剤証明書を書いてもらいましょう。

複数の薬が1回分ずつまとめられている(一包化)場合は、薬のシートのまま出してもらえるか確認しましょう。

医師に相談しづらい方は薬局の薬剤師に相談しましょう。
薬剤証明書は医師の署名が必要ですが、薬剤証明書の作成は薬局でも可能です。

薬の持ち込み制限は世界共通?

多くの国で持ち込み・持ち出しを制限している薬があります。
しかし各国によって、制限している薬はさまざまです。

例えば、日本では大麻(マリファナ)の使用は認められていません。
医療用として使うこともできません。

しかし、アメリカでは大麻を使用できる地域があります。
多くは医療用として使われていますが、趣向用としても許されている地域があります。

国や地域によっても制限が変わるので、旅行先の状況を確認する必要があります。
各国の制限については各大使館に問い合わせると良いでしょう。

医療用麻薬・向精神薬は、日本と同様に制限している国もおおいです。
厚生労働省のホームページに一部の国の申請に関する詳細が記載されているので、参考にすると良いでしょう。

厚生労働省「海外渡航先への医薬品の携帯による持ち込み・持ち出しの手続きについて」

外務省「駐日外国公館リスト」

備えあれば患いなし!旅行先の薬局、病院に行く時の為の準備

どんなに準備万端で、体調を整えてもトラブルが起きるときがあります。
準備してきた薬で対処できない場合は、我慢せずに旅行先の薬局や病院にいって対処しましょう。

では、準備しておくと役に立つことをご紹介いたします。

まず、宿泊先や観光地周辺にある病院や薬局を調べておきましょう。
調べ忘れたり、地理がわからなくても、宿泊先のスタッフやツアーコンダクターにたずねれば、教えてくれるはずです。

お店によって開店・閉店時間が違うのでいくつかチェックしておくと便利です。

次に、日頃から使っている薬の成分名は英語で調べておきましょう。
日本で薬を探すときは商品名で探すことが多いですが、旅行先では商品名をいっても伝わりません。

観光中に薬がスーツケースに入れたままだった、なんてこともあるでしょう。
薬局で購入するときにどの薬が欲しいのか準備しておいたメモを見せればすぐに伝わります。

病院の薬を飲んでいる方は薬の成分名だけでなく、病名や症状の言い方も調べておくと良いでしょう。
英文の薬剤証明書を持っていたら、すぐに見せましょう。

体調を崩したとしても、無事に回復し日本に戻ってくることが大切です。
計画通りにならなかったとしても、無事に帰ってこれれば、残念な旅行もいい思い出になるでしょう。

まとめ

今回は「海外旅行に何の薬を持って行く?持って行くべき薬と荷造りの注意点」について紹介しました。

海外旅行に必須の常備薬4つ+2つ

海外旅行には、風邪薬、解熱鎮痛剤、胃腸薬、整腸薬・便秘薬を持っていく。
旅行先や旅行スケジュールによっては虫よけ・虫刺され、酔い止めを持っていきましょう。

常備薬の量は必要な分だけ!箱は捨てない!

常備薬は必要な分だけ持っていきましょう。
少し多めに持っていきたい場合は、必要な分+2~3日分。
多くても+1週間分が目安です。
薬はピルケースに入れずに包装箱と薬の説明書を一緒にして持参しましょう。

事前に申請が必要な病院の薬

医療用麻薬、覚せい剤原料、向精神薬は日本の持ち出し・持ち込みの制限がある薬です。
事前に許可書や書類の申請をしましょう。
各薬によって申請方法が異なるので、厚生労働省ホームページで確認しましょう。

事前申請は不要だが、注意が必要な3つの薬

液体の薬を手荷物で持参する場合はその他の液体物と別にしておきましょう。
インスリンなどの注射薬を持参する場合は、治療で使用している事を明示できるものを携行しましょう。
白い粉の薬は可能であれば別の薬に変更できないか医師または薬剤師に相談しましょう。

薬の持ち込み制限は世界共通?

各国において薬の持ち込み・持ち出しの制限は異なります。
旅行に持って行く薬は対象のものか事前に確認する必要があります。
制限の対象となる薬については各国大使館に確認しましょう。

備えあれば患いなし!旅行先の薬局、病院に行く時の為の準備

宿泊先や観光地周辺の病院や薬局の場所を調べておきましょう。
宿泊先やツアーコンダクターに確認すると確実な情報が手に入ります。
よく使う薬の成分名や治療中の病気や症状の英語名称・英語表現を調べておきましょう。

旅行は家帰ってくるまでが旅行です。
いい旅になるかどうかは、準備次第です。

予測できるトラブルにはしっかり備えれば、なにかあっても対処できます。
トラブルでイヤな思いもすることはありません。

せっかくの旅行ですから、体調も荷物も万全にして楽しい旅行にしてください。