
「飛行機に液体は持ち込めない」と聞いたことはありませんか。
こんにちは。これまで訪れた国は20カ国以上、ひとり旅好き「こうこ」です。
今回は「飛行機の持ち物(液体編)」をご説明します。
飛行機のセキュリティーチェックを通るとき、私はいつもドキドキしていました。
バックをひっくり返され、荷物を没収されることがよくあったからです。
たまたまツアーで一緒になったA美さんは、スマートにゲートを通っていました。
席が隣になったのをいいことに思い切って聞いてみると、
「これだけ押さえておけば大丈夫よ」とあっさり教えてくれました。
「え?それだけ!?」とびっくり。
早速ポイントを押さえて、荷造りしてみると。
さくっとゲートを通ることができました!
こんなに簡単なことを守れていなかったのかと恥ずかしくなります。
では、国際線における持ち込みルールをまとめておきました。
よくある液体リストもチェックしてみてください。
液体類の基本!キャリーケースに預け入れ
「ホテルに着くまで使わないもの」はすべてキャリーケースに入れましょう。
シャンプーや食品などを、中身が漏れないようにしっかりと蓋を閉めてくださいね。
預け入れ荷物の中身は、制限がありません。
預け入れ荷物とは、飛行機の搭乗口、チェックインカウンターで預けてしまう荷物ですね。
預け入れ荷物の制限は、大きさ・重さのサイズと、危険物・輸入禁止品の持ち込みだけです。
なので、搭乗口で預け入れるキャリーケースに入ってしまえば、海外に持っていけます。
預け入れ荷物のサイズは、航空会社や搭乗クラスによって変わるので確認してください。
「帰りの便は、預けられるケースの数が少ない!お土産が入らない!」なんてことになりませんように。
キャリーケースには壊れて困るものを入れない。
とも聞きますね。
確かに、海外でのキャリーケースの扱いは少し乱暴に感じます。上から別のキャリーケースを積み重ねたり、まとめてガラガラして運んでいるのを見かけますね。
引き渡し場で返ってきたら、私のキャリーケースも側面に傷がついていたことがあります。
特にポンプタイプは注意が必要です。中身を必要な分だけ、別の容器に移し替えるのが無難ですね。
キャップをかぶせたり、押し込まれないように補強することもできますが、やっぱり圧がかかると中身がでます。
日用品が入っていることが多いプラスチック容器は頑丈です。蓋をしっかり閉めて荷造りすれば大丈夫だと思います。
心配であれば、漏れても広がらないようにビニール袋に入れて、服やタオルなどで包んでおけばクッション代わりになります。
荷造りの最初に、「ホテルに着くまで使わないもの」と「飛行機の中で使うもの」に分けましょう。「ホテルに着くまで使わないもの」は、液体もキャリーケースにしまって大丈夫。そのまま、飛行機の搭乗口で預け入れてしまってください。
*成田空港のホームページを参考にしました。
機内持ち込み荷物で気をつける液体系はこの4種類
次は「飛行機の中で使うもの」についてです。
実は飛行機内に持ち込む荷物には制限があります。国際線の場合、液体は特に厳しいです。
持ち込める量が決まっていて、超えるものはその場で没収です。
液体の機内持ち込みが制限されているのは、ハイジャック・テロ対策です。国際基準をもとに、日本の法律、航空会社のルールが決められています。
無味無臭の液体を混ぜたら化学反応でドカン!
を避けるために、セキュリティチェックがあるということです。
容器に入れないと形を保てないものが液体とみなされますね。クリーム状、ジェル状のものも「液体」です。
では、代表例をみていきます。
制限①食品
・味噌 ・漬物
・海産物やフルーツの瓶詰め ・缶詰
・カレーなどのレトルトパック詰め
・ヨーグルト ・ゼリー
・健康食品のカプセル詰め
・飲み物(ペットボトル、缶、瓶)
制限②非食料品
・シャンプーや液体ソープなど
・歯磨き粉 ・入れ歯安定剤
・ヘアクリーム ・ハンドクリーム
・ジェル状リップクリーム ・液体マスカラ
・衣料用洗剤 ・万年筆インク
制限③ガスボンベ式スプレー
機内持ち込み可能(量の制限あり) 直接肌につけるもの
・美容スプレー ・制汗スプレー
・シェービングフォーム
・殺菌・消毒剤
機内持ち込み不可能(預け入れは可能)引火性の表示がないもの
・防水スプレー ・静電気防止スプレー
・スプレーのり(衣服用)
持ち込み不可能
・塗料スプレー ・催涙スプレー ・エアダスター
制限④例外
機内で必要になる量に限って持ち込みが可能なもの。
必要に応じ、検査員への申告が必要。処方箋の提示が求められます。
・医薬品 ・熱冷ましシート
・コンタクトレンズ用剤
乳幼児同伴の場合に限る
・乳児用離乳食 ・妊産婦用栄養ドリンク
*詳しくは国土交通省のホームページで確認してください。
あんしん・あんぜんなフライトのために、みんなで協力していきましょう。
メイク用品を持ち込むにはジッパー付きの袋に入れて
飛行機の中に持ち込める液体の量は、液体を100ml(g)以下の容器に入れ、1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック製袋に容器が入る分だけです。
100mlは容器の量です。液体の量ではありません。
たとえハミガキ粉を絞った残り少ないチューブだとしても、容器が100mlを超える大きなものは持ち込むことはできません。
トラベル用の詰め替え容器は、100円ショップで購入できます。
私は試供品を購入して持って行き、残ってもホテルに捨てて帰っています。帰りの荷物を減らせますよ。
クリーム詰め替えに便利なのがコンタクトレンズのケースです。ハンドクリーム数回分は入ります。
ジェル状リップや液体マスカラも制限されるので気をつけて。スティック状リップは大丈夫ですよ。
ジッパー付きの袋は、縦✕横が20cmずつ以下のマチなしです。
ジップロックのMサイズがちょうどいいです。
セキュリティーチェックのときに、 このジッパー付きの袋をバックから出してトレーに入れておくと、スムーズにゲートを通れます。
持ち込める液体の量はかなり少ないので、飛行機の中で使うものは厳選してください。
飲料はセキュリティーチェック後に免税店で購入を。乗り継ぎの注意点とは?
飛行機に持ち込む飲み物は免税店で用意しましょう。
乾燥する飛行機の中では、飲み物がほしくなりますよね。
でも飲み物も100mlの制限がかかり、開封に関わらず持ち込むことができません。
ですが、セキュリティーチェック後のクリーンエリア、免税店で購入したお土産は対象外で持ち込むことができます。アルコール飲料も持ち込めます。
航空会社によっては蓋のない飲み物は断られるので気をつけて。
空港に入る前に購入した飲み物は、飲みきるか破棄して、検査後に改めて自動販売機やテイクアウトで購入するようにしましょう。
飲み物以外のハンドクリームなども、免税店で購入したものは飛行機に持ち込めます。
ただ、気をつけたいのは、乗り継ぎがある場合です。
乗り継ぎ便に乗る前に再度セキュリティーチェックを通る必要があります。
そこで制限を超える液体は捨てなければならないのです。
また制限が出てきましたが、ここにも例外があります。不正開封防止袋(STEBs)です。
STEBsは免税店で購入したことを証明してくれます。なので、セキュリティーをパスできます。
使い方は、免税店で購入するときに店員さんに申し出ます。
購入したものとレシートを店員さんがSTEBsに入れて、封をしてくれます。
未開封のSTEBsは、免税店で購入したことが保証され、セキュリティーをパスできます。
一度開封してしまうと免税店の保証がなくなります。
袋に開封した証拠が残るようになっているので、すべてのセキュリティーチェックが終わるまでは開けてはいけません。
STEBsが導入されていない国と地域もあるので、購入する免税店のスタッフに確認してくださいね。
飲み物は免税店で購入して、快適なフライトを楽しんでください。
まとめ
液体類の基本!キャリーケースに預け入れ
ホテルまで使わないものは、キャリーケースに入れれば飛行機に持ち込めます。
機内持ち込み荷物で気をつける液体系はこの4種類
容器に入れないと形が保てないものが「液体」に当てはまります。
詳しくは国土交通省のホームページで確認を。
メイク用品を持ち込むにはジッパー付きの袋に入れて
飛行機の中で使いたいものは、100mlの容器に移し替えて、ジップロックMサイズにおさめる。
飲料はセキュリティーチェック後に免税店で購入を。乗り継ぎの注意点とは?
免税店で購入したものは持ち込み制限の対象外。乗り継ぎがある場合は注意が必要だけど、STEBsで乗り切って。
海外旅行の荷造りも、そんなに怖いものじゃありません。
結局、私は毎回ドキドキするのですが。
快適なフライトのための制限です。ルールを守って、楽しい空の旅を!
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