
こんにちは、kenzoです。
今回は
温泉旅行の情報収集の時に「知りたい口コミ」だけを知る方法
についてご紹介します。
ゆっくり温泉旅行でもしようかな、お世話になった人に温泉旅行でもプレゼントしようかな、そう思ったとき、みなさんはどうしますか?
私は、なんでもないときから、「温泉旅行」を検索して、久々にゆーっくりしてやろうと、行くシミュレーションから、しょっちゅうするんですが、そういう時こそ思うんです。
「情報多いわ、サイトごみごみしててウザイ…」
のんびり眺めてても思うのに、本気で行くところを探しているとき、なんか回りくどくないですか?知りたいことに、なぜか、スッとアクセスできないんです。
ぼんやり見ていたら、見えてきました、そのワケが!
日本にはどれくらい温泉があるのか。
その数3000以上で、ダントツ世界一。
温泉のない都道府県はありません。どこもそれぞれ良さそうで、じゃあその中でもおすすめなのはどこか、と気になると思うんです。
そこで他の人の「おすすめ」を見てみると、温泉の数だけたくさん出てきます。
そして、あるところではランキング2位だったところが、別のサイトでは5位、さらにランク外だったものがベスト10入りしたり、知らないところが掲載されていて、候補が増えていく一方。
気づけば、調べ初めよりわからなくなってしまい、「具体的にどこがいいの!」という気持ちで調べた「口コミ」も、これまた同じくらいたくさん。さらに内容もどれを読んでも、良いのはわかるけど、似たり寄ったりで決め手にかける。
こんな「情報無限ループ」にハマり、嫌になっているはずです。
だけど失敗できない特別な機会。
そんな素敵な温泉旅行、計画したいだけなのに、知りたいことがなかなか知れない方へ。他では教えてくれない落とし穴にハマらないよう、ここではお伝えしていきます。
口コミを知りたければ口コミを調べるな!
いきなりの否定ですが、口コミが悪いと言っているのではありません。
どういういことかというと、単純な話、先ほども言ったように、日本には温泉が5万個以上あり、温泉地だけでも3000箇所に及びます。
多すぎですよね。
そして各地にあるわけですから、それぞれ地域柄、泉質、色んな要素で他とは違います。
ですから、最初に皆さんが調べた、あまり参考にならない口コミ、というのは、この要素も関係あります。
極端に言うと、良し悪しは人それぞれだし、温泉は「みんな違って、みんな良い」なのです。
さらに、調べると、各サイトでランキングが違う、紹介されている旅館がバラバラ。これも悩む要因ですよね。
私も、よく行く温泉や宿が「いったい全国でどれくらいなのだろう?」と思って見ることがあります。
順位や紹介はサイトごとにバラバラで、「なにをもって1位なの?」とか「なんでこっちのサイトで5位なの?」なんてことがしょっちゅうです。
でもこれ、少しみてもらえばわかるように、これらは、旅行会社が提携、販売する、ツアーやパッケージで、そのサイト内での評価や順位、なんですね。
こうなってくると、そもそもランキングや、口コミの内容の信ぴょう性すら確かではなくなってきます。
宿側や旅行会社は、良い評価はお金を払ってでも欲しいものです。そこで利用者にも、評価をお願いしているわけですが、これはあくまで、「そのサイトから、または、そのパックを利用した感想」という要素も含まれているわけです。
つまり、これはそのパッケージを検討している人には有益な判断材料ですが、「どこの温泉がいいかな?」「この宿は私たちに向いているかな」という悩みを持った人たちには、役に立つとは言えないのです。
そう、これは「こんなところも、こんな値段であるのか」と眺めるには良いですが、適格な情報だけを求めている方には違います。
そのことに気づいてから、私は、一通りのサイトをぼんやり流し見て、写真など、視覚的にそそられること以外、一度”無視”するようになったのです。
なので、見出しにもあるように、なんとなく「口コミが知りたいなら見るな!」と、いきなり口コミを調べるのはおすすめしない、と書いたわけです。
みなさんが見かけたであろう、「口コミ」の違和感がわかったところで、じゃあどんな調べ方をしたらいいのか、というところを、お話していきます。
旅行の目的。「おすすめ」は合ってる?
口コミの調べ方で、みなさんの欲しい情報が今一つ、だったのは、「温泉」だからということもあります。
あなたは、旅行に行くとき、どこに行くか、どうやって行くか、何をするか考えるはずです。
ところが温泉旅行のときって、それが意外とルーズになることが多いです。
別にいけないことではないんですが、それだと結局絞れないんです。
私もよくあります。「ここの温泉街よさそう!」と思い、宿を決めにかかると、でもこっちの宿も「食事がおいしい」、こっちの宿も「清潔」ってみんな書いてあること一緒だ、となり、「どっちがいいのだろう?」となってしまうことが。
「温泉入って、おいしいもの食べて、宿でゆっくり」だとどこでもそうですよね。そして、それが素晴らしいところなんて、たくさんあるんです。
そんなに大げさに考えなくてもいいですが、実は温泉も目的別に選ぼうと思ったら、いくらでも分けられます。
例えば
- 若いカップル
- 老夫婦
- 家族連れ
- プレゼントの旅行
- 初めてのデート
のように、ニーズが同じなんてこと、ありえません。
「温泉旅行」はふところが大きいので、だいたいのニーズは満たしてくれますが、細かくコミットしようと思えば、それにだって対応できます。
まず立地。
- 車で行くかどうか
- 最寄りからの手段、距離
- 付近に、温泉と別で、何か観光地があるのか
そして宿のテイスト。
- 旅館?ホテル?
- 食事は山の幸?海鮮?
- 季節
- 温泉街の有無、雰囲気
このへんを考えるだけで、だいぶイメージ膨らみますよね。部屋からの眺望が、霞のかかった神秘的な森がいいか、海と空が一体となったオーシャンビューかなんてところでもいいです。
大事なのは、他の旅行と同様、「自分が行った画」を頭の中で、描けるようにすることです。
そこで初めて、口コミを調べたり、具体的な絞り込みができるようになります。
おすすめされるにはワケがあるはず

ここまでで、まだどうしたらよいかわからないという人のために。
実際におすすめされている各温泉地は、場所によって色々な特徴がありますが、なにをもって「おすすめ」なのでしょうか。
まず、わかりやすく、「日本三名湯」と呼ばれている温泉地。江戸時代の徳川家に仕えていた儒学者の詩文に記されていたという
- 草津温泉
- 有馬温泉
- 下呂温泉
が三名湯と呼ばれています。
これらは歴史も古く、温泉旅館も老舗から新しいホテルまで様々あるので一番わかりやすいでしょう。
その他、各サイトで繰り返し登場する温泉地、その特色をあげていきます。
国内源泉の約1割があり、10種類確認されている泉質のうち7種類が一つの街で体験できる国内唯一の温泉地。
湧出量、源泉数、国内2位。個性的な宿も多い、有数の温泉街。
日本最古の温泉ともいわれ、有名なハイカラな「道後温泉本館」は国の重要文化財にも指定されたほど。外湯巡りが楽しい温泉街。
実は北海道は、日本一温泉の多い県。その中でも、色々なランキングで必ず上位に入ってくる一番人気。地獄谷などの景勝地も近くに点在。
1300年以上の歴史をもち、古くは平安時代から愛される温泉街。街全体が、一つの大きな「宿」で道は「廊下」という考え方が根付いている、THE温泉街。
これらは、もちろん、ほんの一握りに過ぎません。
しかし、ここでお伝えしたいのは、そんなどこのサイトにでも載っている情報ではなく、他にない情報もあわせて、みなさんの「こんなところに行ってみたい!」を呼び起こすことです。
例えば
浜名湖目前という、今までとは違った切り口です。
http://shimizu712.blog.fc2.com/blog-entry-433.html
草津にほど近く、「雲海」の名にふさわしい、海抜1800mの露天は絶景です。
https://www.princehotels.co.jp/manza/
本当はまだまだ紹介したいのですが、ここまででいくつかの傾向はつかめたと思います。
例えば、「温泉街」としてある程度の範囲に密集している、人が作り出す美しい景色。また、反対に、温泉という自然そのものを、大自然と、そのまま一緒に楽しむ絶景。
これらは微妙に、ニーズによって、向き不向きがあるので、そこも加味するといいでしょう。
少しマニアックな話をすると、「泉質」も気にしてみるのもおもしろいです。「美肌の湯」として有名なところや、昔から「湯治場」として有名な温泉などは、私も1泊2日でアカギレがすっきり治って驚きました。
これらも一緒に行く人によっては、決め手のポイントになるでしょう。
この項では、みなさんの「ここ行ってみたい」をくすぐりました。
次でよりピンポイントな、「目的別」に、狙いを定めやすくします。
2人?3人?人数も一緒に考えて
さて、最後に、より具体的にイメージするには、やはり、誰と行くか、でしょう。
2人とはいえ、若いカップル、大人の夫婦、親子では、全然違いますよね。
そしてお子様連れは、素敵な旅館でも、物静かな雰囲気では気兼ねしてしまうこともあります。
それぞれのシチュエーションに合いそうな、いくつか、をあげますので、参考にしてください。
カップル、夫婦の場合
カップル、夫婦で行くなら、まずプライベート感を重視しましょう。具体的には、部屋風呂があると嬉しいですね。また混浴、という手もあります。
他の人とも会いにくいよう、導線も工夫されています。
https://kinnotake.com/facility/index.html
こちらの混浴は、湯浴み着を貸してくれるので気遣いしすぎず、2人で楽しめます。
https://www.hotespa.net/resort/hotellist/kaisyu/
また、少しテイストは違いますが、プライベートの究極の形としては
https://www.premium-marinetopia.jp/villa/hanamizuki/
のような「ヴィラ」スタイルもあります。若い二人にはいいでしょう。
家族連れの場合
小さいお子様がいるご家庭では、滞在中もさることながら、現地まで遠いのも大変でしょう。こちらのホテルは、最寄り駅からバスで7分程と、ほとんど歩いたりの移動がないのが嬉しいポイントです。
https://www.kinugawaonsenhotel.com/
さらに「ウェルカムベビー宿」という、小さなお子様連れに嬉しい設備などが充実しています。
温泉地は時に、駅から遠いことや、山道を歩く、なんてこともあるので、ご高齢のご両親と、などの場合も、そういった”アクセス”の面からも選ぶ必要があります。
私は家族で行ったのに、カップルが行くような「部屋湯」の付いた部屋で母と2人、少し気まずかった思い出があります。
ここまでを総合すると、自分に必要なこと、どういう探し方をすればいいかくらいは絞れてきましたね。
ここまできても、それでもなお、ピンとこないという方、場所もエリアも決まっていないのなら、「画像検索」してみましょう。まずはどんなところに「行ってみたい」と思うか。
私は、冒頭にも書いたように、この手法でピンとくるまで「ザっと見」しています。
それをつかんでからでないと、また情報地獄につっこんでしまいますよ。
まとめ
今回は、「誰でも旅行におススメな温泉がわかる!口コミが参考にならないのは…」についてご紹介しました。
口コミを知りたければ口コミを調べるな!
①いきなり「口コミ」で調べても、根拠のない情報から膨大な情報量になる。
→それが参考になるのは、ある程度どこにするか決まっている人に限られる。
②本来知りたい「口コミ」は別の調べ方になる。
→詳細、何がどうだったからおすすめなのか、は宿、目的を絞ってからでないと調べられない。
③サイトによって載っている情報にバラつきがある。
→だいたいが旅行会社のサイトか提携しているもののため。その中での口コミということになるので、ある種、そこでパッケージの購入を検討している人のための感想であるため、必ずしも自分の知りたいことと合致しているとは限らない。
旅行の目的。「おすすめ」は合ってる?
他の旅行と同様、温泉もまず、それ以外になにをするか、など旅行プラン全体としてイメージする。自分の旅の目的をはっきりさせる 。それだけで、絞り込んでいくことができる。
おすすめされるにはワケがあるはず
おすすめされている理由、そして多くのサイトなどで紹介されている、いわば、王道の候補地をいくつか知っておく。何をもっておすすめか、それをはっきりさせないと、そもそも自分に合うのかがわからない。そこで自分のイメージも膨らませつつ、おすすめがハマるか、考えてみる。
2人?3人?人数も一緒に考えて
やはりイメージをつかむうえで、一番重要なのが、誰と行くか、というシチュエーション。これだけで全てのテイストが決まるとも言える。「〇〇とここに行きたい!」を膨らませてから、詳細を吟味していくようにしよう。
口コミといってすぐに欲しい情報を手にできる時もあれば、今回のようにそうでいときもあります。そして今回の例で複雑なのが、またその情報のソースと信ぴょう性が怪しいものもあるということ。
旅館にとっては口コミは非常に大事な評判になるので、捏造されている可能性も捨てきれない、またそういった、怪しい情報も多いです。
普段の旅行情報より非常に情報量の多いネタであり、またその差異もなかなかつきづらい、といった側面から、簡単な気持ちで調べたいだけなのに、情報の精査を求められることになってしまいます。
旅行サイトで扱っている口コミが悪い、という話ではなく、このように似たような情報が多い中では、まず自分の知りたいことを、より明確にしなければなりません。
正直、どの温泉も素晴らしいです。よっぽど悪徳な宿や業者にあたらなければ、適当に選んでもま問題ないでしょう。
ただそのなかで、あえて調べる、特別な機会だからこそ、一緒に行く人が好きそうな要素が、一番喜びそうなのはどこだろう、そう思って見るだけでいいんです。そうすればここにしようかな、というところが自ずとみつかります。
そこで初めて、口コミが役に立ってくるのです。
そしてもし楽しい旅行になったなら、そのときこそ、自分の体験を、次の人の”決め手”になるような「口コミ」で残してあげてください。